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スタッフが感じた日々是好日

2023年06月号

vol. 25

ライン取りって

以前は趣味と言えば迷わず「オートバイに乗ること」でした。
今でも機会があれば乗りたいですが、時間もお金も無い・・・。

でも実家には大中小のオートバイが眠っています。
それぞれに乗り味が違うもので、いつの間にか?複数台所有となっていました。

そんな中、小さいオートバイというのは元々のスペックが低いので
部品を交換することで飛躍的に性能が変わるという楽しさがあります。

エンジンの部品をパーツメーカーで製造しているものに交換したり
軽量部品を取り付けたり(乗っている人間を軽量化した方が早いとも言いますが・・・)
エンジンの点火タイミングを適正化するためにコンピューターを交換したり
手を付けだすと切りがありません。

そんな風にオートバイに手をかけて何をするかと言うと、別にサーキットで
速く走ろうなんてことはなく仲間内でツーリングに行って心地よく走って楽しむだけです。

そんなツーリングはどんなところに行くかと言えば
まっすぐな道なんて面白くないので曲がりくねった山道を好んで走ります。

オートバイは車と比べると、道のどこを走るかについて格段に自由度の高い乗り物です。
その自由度の高さから、曲がりくねった道をスムーズに走ることができた時に
得られる爽快感のためにオートバイをやめられなくなるのです。

レースにもつながるのでしょうが、カーブからカーブ、直線からカーブからの直線を
いかにきれいに結んで無理なく走り抜けることができるかが
ライダーにとっては重要なポイントになってきます。

オートバイに乗る時にそんなことを考えてばかりいると、道を歩いている時にも
ライン取りを考えてしまうことがあります。

何の得があるというわけでもないのですが、ついつい日常的にやってしまうのが
徒歩移動中に、曲がりくねった遊歩道や、車の通りの少ない先の見通せる
曲がった道を、横切るようにカーブとカーブを結んで歩いてしまうのです。

遊歩道は植え込みなどを配置してあるために、
道がまっすぐに作ってあることは少ないように感じるのですが
普通に車の通る道でも無意味?にカーブが連続している道があるものです。

何の得があるかと言いましたが、 曲がった道を歩く時に最短距離で移動できるという利点はあります。
道を基準に見ると、右に左にふらふらして歩いているように見えるのですが
できうる限り直線的に最短距離を進むことを考えてライン取りをするのです。

そんな風に日頃から考えているところ、テレビである種の競技を見ていて
疑問がわいてきました。

マラソンや駅伝といった、トラックで行わない一般道を使う長距離走で
どうして最短距離を進むライン取りをしようとしないのか、ということです。

最初に思うのが、一番短い距離を走った方が楽なのでは?ということです。
距離の負担を少なくすることが、記録更新のためには必要なのではと。

特に何車線もあるような広い道を走っていて、曲がり角があった場合は
曲がった地点から見える次のカーブの一番内側になる場所を目指せば
最短距離を走れるはずで、一番楽ができるのでは?と考えたのです。

しかし、どんな有名なマラソンレースをみても、車のように道路に沿った曲がり方をしていて、
オートバイのように同じ車線の中でさらにショートカットをするように走る人を見たことがありません。

レースのある程度の時点までは、多数の人が塊となって走っているので
自分の好きな場所を走るのは困難だとは思いますが、
レースの後半とか最初から少人数で走りだす駅伝のレースでは
ライン取りを取り入れるとタイムが良くなるのではと思ったりしています。

それともそんなことを考えるだけの余裕が無いのでしょうか。
極限の状態で長距離を走っていると、そんな細かいことなんか考えていられない
と言うのが実情なのかもしれません。

それともう一つは、そんな些細なことでタイムが変わることが
無いということなのか、ということです。
そんな細かいことを考えて走るよりも、体を動かすことに集中して走った方が
記録は良くなる、ということなのでしょうか。

オートバイに乗って、体力のことをそこまで考えずに走る位置だけを
決めればよいというのと、自分の脚力で長距離を走ってタイムが変わるというのを
同様に考えるのには、ちょっと無理があったのかも知れません。

とは言え、独走の位置にいられる場合であればライン取りを考慮して
よりタイムを上げるのを目指すのも一つの手ではないか、と。

全くマラソンなんて走れないような私が駅伝中継のテレビの前で
「そこはこうラインを取ればもっと…!」
なんて、ついつい考えてしまうのは、
そう簡単に止めることのできない習性となっています。

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