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スタッフが感じた日々是好日

2022年04月号

vol. 18

目指せ二刀流マスター

2021年の流行語大賞を受賞した「リアル二刀流」。
メジャーリーガーの大谷翔平選手が投手と打者の両方で大活躍したことによって一世を風靡した言葉ですが、
このブログを読んでくださっている方の中に大谷選手の様な二刀流をマスターされている方はいらっしゃいますでしょうか?

ちなみに2022年シーズンは投手と打者だけに留まらず守備にも就く予定の大谷選手。
「今年は三刀流か!?」なんて言われている様です。

さて、この「二刀流」や「三刀流」は「マルチタスク」とも呼ばれています。
「マルチタスク」は、元々IT業界に於いて
「ひとつのコンピューターが複数のタスクを同時並行して実行するシステム」
という意味で使われてきた言葉でしたが、最近では
「人が複数の作業を並行して同時進行で行う能力」
という意味でも使われる様になってきました。

私も日々生活していく中で、
複数の作業を同時に並行して行わなければならない場面にはよく遭遇するのですが、
いつも上手くいきません。

そう、実は私、この「マルチタスク」が大の苦手なのです。

例えば過去に遭遇したマルチタスクのスキルが必要となった場面としては、
・地図を見ながら車を運転
・車を運転しながらハンズフリーで電話
・電話をしながらメール処理
・メール処理をしながら資料を作成
・うどんを茹で、カツ丼を作り、レジ対応をしながら食器洗い(アルバイト時の経験談)
などなど、
色々ありましたが全て何かしらの失敗をしてきました。

二つ以上の作業を同時に行おうとしても、どうしてもどれか一つの作業へ集中力が偏り、
他の作業が疎かになってしまうのです。

特に電話対応は、
「正確に聞き取る」、「内容を把握する」、「答える」、「メモを取る」、 「他の人に繋ぐ」、「他の人のスケジュールを確認する」…。
やるべきことが盛り沢山なのに、
さらにその上で別の作業をしようなんて無理があるといつも思っていました。

昔、電話が終わった後に上司から
「お前が電話中、こっちで話し合っていた内容は当然聞こえてたよな?○○の件についてどう思う?」
なんて言われて愕然としたことを今でも覚えています。

バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で、
「電話中だったら何を渡されても受け取っちゃう説」として
電話で会話中の芸能人に突如見ず知らずの人が物を渡したら受け取るか?を検証する回が過去にあったのですが、
実験対象となった6人の芸能人は全員ことごとく渡された物をそのまま受け取ってしまっていました。

この放送を見て「やっぱり」と安心した私でしたが、その一方で逆に
「こんな行動を自分は普段やってしまっているのか…」
と恥ずかしくもなりました。

そこから、どうすれば改善されるのかを自分なりに考えるようになり、
色々な方に相談してアドバイスを頂いた結果、
次に挙げる3点を常日頃意識して行動すれば
複数の事を同時に処理出来るようになるかも知れないということを学びました。

それは、
・周りのあらゆるものにアンテナを張り巡らせること
・これから起こることを事前に想定してシミュレーションをすること
 (中でも常に最悪なケースを想定することが特に大事)
・優先順位を付けること
ということです。

この3点を常に頭に入れて、何度も練習や実践を繰り返して経験を積めば、
深く考えずに無意識で体が反応して対処できる事柄が増えていきます。
そうすれば突発的に複数の事を同時に対処しなければならないことが起きたとしても、
今までの経験値のストックや知識の引き出しを活かして落ち着いて対処することができるはずです。

私はこれまで、仕事中はもちろんのことプライベートでも
色々な経験をさせて頂くことができたお陰で多少改善されたのかなと思っておりますが、
まだまだ修行が足りず、相変わらずマルチタスクに対応できていない場面はよくあり
その度に反省しております。

ただし一方で、
「マルチタスクは生産性を下げるため今すぐやめるべきだ」
という意見も最近耳にするようになりました。

複数案件を同時に処理することで脳に負担が掛かり、集中力が低下。
結果的に1件ずつ別々に処理した方が時間が短縮されるという話です。

ちなみにこの「複数の作業を1件ずつ順番に処理していくこと」を「シングルタスク」と言います。

「マルチタスク」と「シングルタスク」、一体どちらの考えが正しいのか…。

まずはどちらがとは考えずに、
時と場合に応じて両方のやり方を使い分ける「ハイブリッド方式」で挑戦してみようと思いますが、
恐らくそう簡単にはいかないでしょう。

どうやら私にとって永遠の課題となりそうです。

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