コナンといえば、、、
インターネットで「コナン」を検索すると名探偵コナンが上位を圧倒的に独占していますね。
確かに有名なんですが、おじさん世代の「コナン」は未来少年コナンやコナン・ザ・グレートを指しているんです。
未来少年コナン
地殻変動の影響で文明が滅びかけた時代に、
超身体能力を持つ主人公がヒロインのラナとそのおじいさん(ラオ博士)を助け
エネルギー独占を謀る権力者と対立しながらも仲間に助けられて成長していく
冒険活劇です。
初放送がNHKで昭和53年(西暦1978年)ですね。
同時代では宇宙戦艦ヤマトが1974年放送開始、機動戦士ガンダムが1979年開始なので
結構古い作品ということが判るかもしれません。
民放でも何回か再放送されていますし、NHKでデジタルリマスター版が
2020年に放送されたのでご覧になった方も多数いられたと思います。
監督に宮崎駿さんを起用していて、何といってもNHKなので絵がとてもきれいで、
脚本もしっかりしているので40年経った今見ても古臭さを感じさせない名作だと思います。
ここに出てくる世界観は後の「風の谷のナウシカ」にも活かされていますね。
私も第一話を見た時からファンになってしまい毎週欠かさず見るようにしていました。
当時は監督が誰かなんて気にもしていませんでしたが、
「風の谷のナウシカ」が映画になる話題で盛り上がった時に、
宮崎駿監督が過去に「未来少年コナン」を手掛けていたことを知り
さすがだなと一人納得していました。
出てくるメカ類もデザインが良く、敵役ですがギガント(大型爆撃機)や
ファルコ(小型飛行艇)は大のお気に入りです。
綺麗にまとまった流線形や兵器特有の武骨なデザインは○○オタの私には
ツボにはまるデザインです。
後のナウシカに出てくるガンシップやメーヴェにもデザインが似通っていると思います。
実は当時のプラモデルが再販されていて、ギガントをいつかは作ってやろうと虎視眈々と狙っています。
DVDのビデオボックスが発売されていたのは知っていましたが、
当時のお小遣いではとても買えない価格帯だったので泣く泣くあきらめたのが残念な思い出です。
名探偵コナン
いまさら説明の必要もありませんが、
悪の秘密結社に薬を飲まされて小学生にされてしまった本当は高校生探偵の主人公が、
持ち前の推理で次々と難事件を解決するお話ですね。
少年サンデーの連載は1994年から始まっていて、
もうすぐ30年になろうとしている訳ですが、サザエさんと一緒で年を取らないようです。
元々推理物を扱うお話なので登場人物は色々な作家さんや小説の登場人物から
名前を拝借しているようです。
例えば主人公の江戸川コナンは作中でも描かれていましたが、
コナン・ドイル(名探偵ホームズ)と江戸川乱歩(怪人二十面相、明智小五郎)、
ヒロインの毛利蘭はモーリス・ルブラン(怪盗ルパン 初代のほうですからね)、
阿笠博士はアガサ・クリスティ(エルキュール・ポワロ そして誰もいなくなった)など
ミステリファンに訴えるネーミングになっています。
私にはわかりませんが、コアなミステリファンにはもっとたくさんの作家名が
見えている事でしょう。
作品はあんまり見てませんが子供にせがまれて映画に連れて行ったりしていました。
毎回トリックを考えるのは大変な労力がいると思いますが、良く考え付くなぁと感心しています。
コナン・ザ・グレート
1982年に作成されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のアメリカ映画です。
内容は剣と魔法のファンタジーで当時35歳のシュワちゃんムキムキボディが満載です。
謎の一団に両親を殺され奴隷として使われていた主人公が魔法の剣を手に入れ、
仲間と共に両親の敵を討つストーリーです。
いま改めて見ると古臭さは否定できませんが、初めて見た時はこんな世界もあるんだと驚きの連続でした。
当時ですと「指輪物語」とか栗本薫の「グイン・サーガ」は読んでいましたが、
映画で見る剣と魔法の世界は明るく派手でサスペンスの連続です。
この映画以前にも剣と魔法の映画はいくつもありましたが、
シュワちゃんを起用したことが成功したと思っています。
「指輪物語」も後で「ロード・オブ・ザ・リング」として映画化されるまでは
暗い地味な小説ぐらいにしか思っていませんでした。
小説は想像力で映像を思い浮かべることができますが、
一度映画を見てしまうとその映像しか頭に浮かんできません。
「指輪物語」を映画化する際にもドワーフやエルフを映像化していいのかと
議論がなされたと聞いています。
一度映像化するとイメージが固定化されて後の作品がやりづらくなるというのが
反対意見でした、もっともだと思います。
私の中のドワーフやエルフのイメージは「ロード・オブ・ザ・リング」のまんまです。
ターミネーター小話
シュワちゃんの最初の配役は生身の人間で助ける側のオファーだったそうです。
しかし脚本を見てロボット役のほうをやらせろと交渉したそうです。
映画が大ヒットして彼のはまり役になったのはみなさんご存知の通りですね。
警察署に乗り込んで機関銃を片手で撃ちまくったあのポーズは
後々まで「タミネ撃ち」として伝わっています。
【お詫び】
中国湖南省と滋賀県湖南市にゆかりのある方々へ
ネタにできなくて申し訳ありません。
決して除外しようとか忘れている訳でもありませんが
個人的に全く関わりが無かったので今回のネタに取り入れることができませんでした。