いまさら書けないWWWなお話
皆さんはインターネットを利用されていますよね。
りんくるのWebサイトは "www.leencrew.co.jp" ですが、
最初の "www"ってどういう意味かご存知でしたでしょうか。
今ではお目当てのWebサイトを見るためには検索か、QRコードにスマホをかざすだけで
簡単に表示させることができるのですが、
ふた昔ほど前はアドレスを全部キーボードから入力していました。
アドレスの最初にある"www"を初めて見たときには
なんかの呪文か、それともどこかのプロレスかボクシングの団体名のようにしか見えませんでした。
実際に調べてみたらこんな団体はないようです。
ただ、似たような団体はいくつかありました。
世界自然保護基金 "WWF"
プロレスの団体 "WWE"
ボクシングの団体 "WBA","WBC","WBO"
世界女子レスリング協会 "WWWA"
世界福祉事業協会 "WWWA"
一つを除いてそれぞれの団体は由緒ある立派な団体ですね。
"www"の正式の意味は "World Wide Web" の略称になります。
World は世界、Wide は広い、Web はクモの巣という意味です。
インターネットを考案・開発した人が名付け親で、
サーバーを経由して世界中に広くクモの巣のようにネットワーク回線を
張り巡らせるという願いが込められていたと思います。
クモの巣状であればどこかのサーバーがダウンしていても、
迂回する形でネットワークは繋がるので障害に強い仕組みとなっています。
インターネットが当たり前の時代になると
漫才師ナイツの「ヤホー」で検索とか、わからなかったら「ググれ」とか
言われるようになりましたね。
検索エンジンも一般的になり、今ではパソコンよりもスマホからの検索アクセスが
多くなったと聞いています。
昔参加していたメーリングリストでは、
技術的な質問をするとすぐに回答を返してくれる方がいて、
仲間内では「ググるより○藤さん」というのが合言葉になっていました。
今でこそほとんど見かけなくなりましたが、
個人のWebサイトのURLはプロバイダーのドメイン名の後に「~」を付けて公開していました。
例で示すとこんな感じです。
http://www.プロバイダーの名前.ne.jp/~個人のハンドル名
この「~」(ニョロ 正式名称はチルダー)を入力できないのが
初心者あるあるの一つでしたね。
ドメイン名の登録は早い者勝ちみたいな感じでしたので、
今は規制がかかっていますが一時期は
"kimutaku.com" とか "SMAP.com" を先行登録して一儲けしようという輩も居ました。
こういうところにお金儲けを見出す才能は素晴らしいと思いますが、
使い道を誤っているとしか思えません。
おまけ
映画 「WWW」 Wild Wild West 1999年 アメリカ
主演 ウィル・スミス
南北戦争直後のアメリカが舞台、
悪役が蒸気機関を利用したクモ型のロボットを操る冒険活劇です。
タイトルの「WWW」やクモ型ロボットはちょうどインターネットが
一般的になってきた時代でしたので
流行りに乗っかったと理解しています。
上記団体で「一つを除いて」と書いたのは、
世界福祉事業協会が小説上の架空団体だからです。
どの小説に出てくるかはそれこそ「ググって」みてくださいね。