健康第一な話
皆さんは定期的に健康診断を受けられていますか?
私も年1回の定期健康診断を受けていますが、
今年はとうとう「医者に診てもらいなさい」と保健指導を受ける状況になってしまいました。
詳しくは個人情報なので公開いたしませんが
血圧も悪玉コレステロールも結構高めでした。
自覚症状は全くなく、普段の生活も今まで通りなので
正直なところ「なんで俺が医者に行かなきゃならないんだ」って気持ちです。
IT業界には長年にわたって身を置いているので馴染んでいるんでしょうか、
多少の病名を聞いても驚きません。
この業界の3大疾病は「糖尿」「痛風」「鬱」ですね。
どれか一つは経験がないと一人前とは認められない風潮もあると思います。
とっくにご存知とは思いますが、IT業界はブラックです。
パソコンの入れ替えはお客様の業務時間外の作業ですし、
サーバーの入れ替えになると休日・夜間作業が当たり前になっています。
すべてお客様のご注文通りに作業を実施しております。
決して打ち合わせにないことや
昨日と言ってることが違って仕様が変わったとしても
私たちは全力でお客様の満足を勝ち取ることを目標として作業を進めてきました。
その結果、症状が悪化して出社停止(それでも自宅からリモート接続)、
悪くすると入院(下手な会社だとリモート接続)、
挙句の果てには社会復帰できず退職する方もいらっしゃいます。
そんな業界なんで多少具合が悪くなっても気になりませんでした。
ところが今回は素直に医者に行くようになったんです。
自分の中で何かが変わったのでしょうか、
自問自答しても答えが見つかりません。
「歳のせい」としておきましょう。
医者に行って最初に言われたのが、
「このままだったらいつ死んでもおかしくないよ」でした。
へそ曲がりな私は「死なない人間なんかいるもんか!」と心の中で叫びながら
血液検査を受け、薬をもらって経過観察の状態です。
人間という知性が発達した動物は、
生きていく活動(食べる・寝る)だけではなく
何かしらの知的活動(遊ぶ・勉強する・創造する)を実施することで存在意義があると思います。
そのためには単に息をして飯を食うだけではなく、笑って・怒って・泣いて、生きていることを実感しなければいけません。
「人生楽しんだ者の勝ち」って言いますけどまさにその通りです。
そのためには死の直前まで歩いて・食べて・笑っていたいと考えています。
死生観は人それぞれですね。
私の中では「動けなくなった時が死ぬとき」と考えています。
ベットの上でチューブに繋がれたままでは、生物学的には生きているのでしょうが、
個人の考えでは「お前はもう死んでいる」です。
ご家族・ご親戚・お知り合いにこういう方がいらして、
ご気分を害されたのなら先にお詫び申し上げます。
私の父は脳幹出血で倒れてから4年間チューブで生かされていた状況でした。
今から思うと毎日がつらく「介護疲れ」に落ちていたと思います。
それだけに私はベットでチューブに繋がれたままで生きていたくはありません。
「人生100年」と言われるようになってきましたが、病院で何とか生かされているよりも
「健康な身体で生きていて、ある朝ぽっくり死んでいた」の方が好みです。
「歳はとってもチューブに頼るな」座右の銘にはなりませんね。